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2015年 04月 06日

BMW M1 (E26)

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桜の季節でございます・・・・。
円安の影響も追い風となって世界中では空前の日本ブームだそうです。
それに海外からの観光客もドッサリ来日されているみたいで
特にここ京都は、観光スポット人気№1とTVでよく紹介されてますよね。

この間も大阪のお客様が、観光とお花見がてら嵐山に行ったそうですが、
予想以上の人の多さにビックリされていました・・・・。
で、外国人とか多かったですか?の質問に対し
「そんなのもう8割位が外国の人じゃなかったですかね~・・・・。」
と、お話されていたのが印象的でした。

ところで、ブログですが、しばらくサボってしまい
誠に申し訳ありませんでした。
暖かくなってきたのでまたバリバリ楽しい記事を紹介して行きたいと
思いますので皆さんどうぞ宜しくお願いいたします。・・・・・?

さて、今回はマニアックで超レア内容でお届けしましょう!
それでは、Mr.Mさんよろしくお願いします。

こんにちはスタッフのMr.Mです。
決算明けの3月の後半は年度末も手伝って猛烈に忙しく、
殆どブログの更新も出来ない始末でした。

京都の桜の名所も観光客で溢れていますが、
今年は例年より少し早く散り初めを迎えそうです。
さて今回は、親交のある東海方面の某所の ☆橋さんのファクトリーへ
お邪魔して参りました・・・・。
あいにく朝っぱらから一日雨だったのが、本当に残念でした。
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昨年末に、買戻さざるを得なかった例の車に乗って、雨の
名神~東名をひた走り某ICを目指しました。今日はラストランです。

本日の目的は二つ、この車を☆橋さんにお願いして
イイ嫁ぎ先を探してもらう事と、☆橋さん自己所有のM1を見せて
もらいに行く事で、あわよくば試乗もお願いしたかったのですが、
この雨のおかげで水の泡となりました・・・・。





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午前11時過ぎに到着し、早速工場に入ると昨夜の内に移動して
下さっていたM1が鎮座していました・・・・。





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M1の実車を見るのは2回目で、10年以上前になりますが、
大阪のJ自動車の専務から1台オートバイを譲ってもらうことになり、
J自動車さんへ引取りに行った時以来です・・・・。

専務 「M岡はん~。あんたも結構好きみたいやな。」
私 「まあ、仕事柄やめられませんわ。」
専務 「ほな、おもろいモンみせたるわ。」
で、立体駐車場から出てきたのがなんとM1でした!

私 「専務、この車販売されますのん?。如何程で・・・?」
専務 「M岡はんやったら特別に800万円でええで~。」
私 「無言・・・・・」でした。





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M1のエンブレムはシールデカールで、リアのコンビネーション
ランプはBMWそのものです・・・・。
ボディーサイズは4360mmX1824mmX1140mmと、
なかなかのモノです・・・・。





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リトラクタブルヘッドライトとフォグランプは、こんな感じです。
ボディーはFRPですが、塗装の色艶は勿論、クラックやひび割れ
等も一切ない正にコンクールコンディションと言えます。勿論、
ナンバーも付いてますが、☆橋さんは年に数回動かす位だとの事。





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M1に関して多くを語ると紙面が足りませんので省略しますが、
悲運のスーパースポーツカーと言うのが一般的です・・・・。
エンジンはBMWの至宝、M88―3.5Lのツインカム直列6気筒です。

エンジンはミッドに置かれ、今となってはそうたいした数値では
ありませんが、メーカー公表値は277psでした。燃料供給は、
クーゲルフィッシャーの機械式インジェクションです。

エンジンルームも申し分なく、本体からはオイルの滲みすらありません。
エキパイもイイ感じに焼けていますね・・・・。





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フロントのボンネットフードを開けると、ヒューズボックス
・バッテリー・ウォッシャータンク・ブレーキマスターが
綺麗に並んでいます・・・・。





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ハンドルはMOMO製のBMW純正ステアリングで、Sメーターは
280km/hフルスケールとなっています・・・・。
走行はなんと32,358kmと極めて少なく、
インパネ廻りもほぼ完璧です。





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シートのレザー部分の経年劣化だけが、この車の
年齢を感じる部分です。登録は1980年で、今年で35年目になる車です。
内装はスパルタンなイメージはなく、当時のBMWと寸分違いはありません。




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ホイールはM1専用で、フロント7J(205/55/VR16)と
リア8J(225/50/VR16)です・・・・。
デザインは斬新的ですが、お世辞にもローターの冷却効果が
良いとは言えません・・・・。

ネオクラシック系の稀少な車両は昨今異常な高騰を示しており、
この☆橋さんの所有するM1の状態なら
軽く4,000万円のプライスが付くようです・・・・。

P車の911カレラRS(’73)辺りも同様で、日本のT社の
2000GT(MF10)の初期型
(ビッグフォグランプ付き)になると1億円、根強い人気のN社の
2000GTR(C10)・(C110)で1,500万円~2,000万円の相場です。





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☆橋さんの本業は、そう言った時代の「跳ね馬」の販売と
メンテナンスをされています。
この日も販売用の328GTSがリフトに上がっていました。
価格は応談です・・・・。

ディーノ246GTも過去に数台販売されており、お得意の車両との事です。
ディーノの相場もかなり高騰しているようで、
「跳ね馬」の場合は車好きの方が購入されるのではなく、
値上がりを見込んだ投資家が買い漁っているのが非常に残念だとか・・・。

昨年の8月頃でしたか’62年の250GTOが、
オークション史上最高額となる約40億円で落札された事が、
更なる人気に火を付けたようです・・・・。
そんな事もあってか、元々好きだったBMWもボチボチ始められました。





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☆橋さんは生粋の車人で、この道約40年の大ベテランです。
20歳前半の頃に7台のM1と関わりを持たれ、M1の事が
頭から離れなかったと言っておられました・・・・。

運良くこの車を入手され約5年、恐らく手放される事はないでしょう。
「この車はさ~、新車の時に品川の運輸支局へ持ち込んだ、
7台のM1の中の1台なんだよね~・・・・。」

私はこの言葉に凄い重みを感じました。

近い将来、オートバイにも投資家の手が廻って来るかもしれませんね。
R-nineTあたりの50年後が楽しみですね・・・・。
そうそう皆さん!R-nineT、急がないとなくなりますよ。













  

by motorradkyoto | 2015-04-06 16:49 | マニアのお部屋


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