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2014年 05月 23日

お客様の愛車紹介 Vol.20

ジリジリと暑い日が来そうな今日このごろ皆さんいかがお過ごしでしょうか?
我が家は、朝だけとはいえストーブを焚いてる今日この頃です・・・・。
昼間になると朝のストーブが考えられないくらい暑いというのにね~。

さて、本日はお客様の愛車紹介を久しぶりにしたいと思います。
今回で20回目となる車両は、R80GSベイシックです。
いまだ探し続けている人もいるくらい根強い人気の一台です・・・・。
それでは、Mr.M氏愛車紹介宜しくお願いいたします。

みなさんこんにちは、スタッフのMr.Mです。
今回はコレクターズアイテム化しつつある、R80GSベイシックのご紹介です。
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すでにこの時期にはOHV系GSの後を継ぎ、R1100GSが比較的好調な
セールスを続けていた頃で、私自身も「何で今更OHVを」と思ったものでした。





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’96年の秋に発表があり、その年に100台、’97年にも100台、
そして’98年に20台と、結果的に都合220台が導入され
予想を覆すように早々に完売となったヒットモデルでした・・・・。

当時の京都モータークラブ店にも引き合いが多く、BMWさんや他ディーラーさん
から車両をかき集め、合計21台を販売した記憶が鮮明に残っています。





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越智さん所有のGSは’98年登録で、最終ロットの1台とも言えます。
ノーマル状態で118万円と、今から思うと購入し易い価格設定でもあり、
パニアケースを含むフルオプションを装備すると150万円位になりました。





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越智さんはパニアケースもお持ちですので、ケースが装着されれば
フルオプション状態となります。フレームのブルーがイイアクセントに
なっているのが、GSベイシックの特徴です・・・・。





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メーター廻りは極めてシンプルで、R100GS系の初期モデルと
同様です。右のレブカウンターと左の時計はオプション設定です。
キーポジションが4つ有り、ヘッドライトスイッチも兼ねている部分が
旧態依然としています・・・・。

ライトを点ける時は一瞬片手になるので危ない場面にも遭遇します。
走行は約22,000kmで、機外共に非常に良い状態をキープされています。





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環境問題にも配慮され’97年と’98年のモデルには、「セカンダリー
エアーシステム」が採用されています。これはエアークリーナーBOXの
底にバイパスを設け、フレッシュエアーをマフラーに導き排ガスを
浄化させて排出すると言う手法です。

欧州は勿論、日本でも平成11年の秋頃から二輪車の排ガス規制が
スタートし、世界基準を視野に入れていたのでしょうね。
’96年モデルには装着されていません。

BMWは安全面や環境問題にも真摯に向き合うメーカーで、
'88年にABS、’92年にキャタライザーをオプション設定した
K100系・K1100系を発表しています・・・・。





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'88年発売のR100GSから脈々と受け継がれているパラレバー
スイングアームも、GS系にはベストマッチと言えます。
サスペンションはホワイトパワー製が標準装備されています。
ホイルはクロススポークホイルが奢られていました。





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正面から見ると非常にスリムですが、そのぶん
エンジンの存在感が特出してみえます・・・・。
現行のモデルに馴染んだ方にはあまりにも非力(パワーは50馬力です)で、
OHVエンジンに対する理解と愛情が必要です。

越智さんも現行モデルを含め複数台のBMWを所有されておられ、
誤った使い方はされていませんし、かなりの愛情も注がれています。
R80GSベイシックを探しておられる方は沢山いらっしゃいますが、
如何せん車両が市場に出て来ないのでどうしようもありません・・・・。

当店ベテランメカニックのH本も新車で購入したフルノーマル車を
所有していますが、全然乗れてなくて朽ち果てているとか・・・・・。





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今回この車両は車検で入庫しましたが、プッシュロッドシールからの
オイル漏れが著しいとの事で左右4ヶ所を交換する事になりました。

ご覧のようにシールの交換は、シリンダーを抜かないと出来ません。
この作業をするに於いてはピストンやバルブ含め、ヘッド廻りの
OHも併せて推奨しています・・・・。





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整備されるところによっては、プッシュロッドシールのオイル漏れを、
シール剤を使って処置が施されてある車両を目にする事が
多くなりましたが、作業レベルの低さと共にオーナーの方の愛情の
なさがうかがい知れます・・・・。
純正部品を使用して正確な作業を施す事が、基本中の基本です。





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当店では作業進行時に各部の撮影を行い、完成の引渡し時に
画像を確認しながらご説明させて頂いております・・・・。

だからと言ってジャンジャン整備の相談を持ってこないでくださいね。
当然の事ながら親切、丁寧な分時間と費用がかかりますので
ご理解の程、よろしくお願いいたします・お客様の愛車紹介 Vol.20_e0254365_15334810.jpg


















   


  

by motorradkyoto | 2014-05-23 15:36 | お客様の愛車紹介


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