R nineT Racer 初診

こんにちは、スタッフのMr.Mです。少々ご紹介が遅くなりましたが、R nineT Racer が入荷致しました。ＢＭＷモトラッドの進化の逆を歩むR-nineTシリーズの４番バッターとして、昨年末よりその注目度と話題性（一部の好き者の方だけかもしれないが？？？）はかなりのレベルに達していました。今年１月のBMWさんの会議の折に実車にお目にかかって以来となりますが、今回は初診断と言う意味で画像を交えて少しご紹介したいと思います。

今年の２月20日に掲載させて頂いた「ロケットカウルの今と昔」をお読み頂いた方もおられるかと思いますが、私も少なからずロケットカウルの崇拝者でもある訳ですがロケットカウルを見て何を想像されるか？。その造形から真っ先に男性自身を頭に描かれた方は偉いと思います。そうです、正に男の力や強さに憧れる事は、バイク乗りの男子にとって無くては成らない感性であると私は思っているからです。おいおい、また訳の判らない話が始まったと思ってはいけませんよ。この事は医学的にも正常な男子の理性と感性である事が立証されています。女性ライダーの方でロケットカウルに憧れる方は、ウ～ン、大きな声では言えないので皆さんのご想像にお任せ致します。

さて、ここからが今日の本題になる訳ですが、

アドベンチャーの入荷時と同様に同じ車両が３台並ぶと壮観

ですね。この角度から見るとロケットカウルの突き出しがより顕著に

感じます。車体色は、ライトホワイトにMカラーデカール入りの

ワングレードのみとなっています。

リアビューは凛とした佇まいで、R-nineT Racer である事が

直ぐに判ります。これが大事です。

メーターとハンドル廻りはご覧の通りです。速度計と回転計を

備えるのはR-nineTシーズの中ではこのRacerとRnineTの２機種と

なります。ハンドルがもう少し絞られるとポジションはかなり良く

なる筈ですが、切れ角等の弊害も生まれここが妥協点に

違いないように思います。

カウルのブラケットも強靭な造りで、ドイツ物の真骨頂ですね。

R-nineTシリーズに於いては、性能のウンチクを語ってはいけません。

このスペックで必要にして十分過ぎる位です。

空冷のツインカムユニットは、厳しさを増す二輪のＥＵ排ガス規制

（今年からユーロ４規制となっている）をクリアーしており、先を

見据えたエンジンの開発力はさすがはBMWと言えますね。

更にトラブルも殆どなく、味わい深く、BMWモトラッドの歴史に残る

素晴らしいエンジンです。このエンジンを搭載したRTやGSを、

私もとことん乗り尽くして来たので間違いはありません。

すでに実車に跨られた方は「おや？」と感じられたと思いますが、

車体がサイドスタンド側にかなり寝ています。昔の縦置き４気筒の

K100シリーズ並みで、最近のＢＭＷにしては珍しい設計ですね。

R-nineTと比較すると実測で約30mm短いサイドスタンドですが・・・・、

どうやらRacerにしか装備されていないバックステップのブラケットに

原因があるようです。他のR-nineTより約80mm後退しています。

このサイドスタンドの傾き角度は改善の必要がありそうです。

フロントフォークは一般的な正立フォークですがR-nineTシリーズの

各モデルは、ステアリングヘッドアングルとキャスターに微妙な違いが

あります。

この３台はお客様の元に嫁いで行きますので、試乗車がご準備

出来ません。よって私も試乗が出来ません。

走った時のポジションが問題ですが、ご購入頂く方の多くは

そんな事は全く関係のない話であるに違いありません。

冒頭でも取り上げた通りこのバイクに乗るんだと言う感性の

問題であり、とにかく皆さん一流のライダーの如くカッコ良く

乗りましょうね。身も心もシャキッとして・・・・。

ちょっとばかりこのようなパーツも仕入れてみました。

上からリヤアクスルカバー　￥25,272

下段左から　スイングアームベアリングカバー　￥17,496

アングルギアベアリングカバー　￥9,590

オイルフィラーネックカバー　￥9,590

シリンダーヘッドカバーは左右２個セットで￥256,608です。

エンジン前部のベルトカバーは￥118,152となります。

R-nineTシリーズ用にプロデュースされたMachined パーツ群です。