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2018年 04月 24日

お客様の愛車紹介 Vol 30

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こんにちは、スタッフのMr.Mです。ブログの更新記事を随分サボっていた訳ではないのですが、個人的業務の案件がやたらと多く、さらにPCの不調も重なり約2ケ月振りの掲載となります。さくらの季節も過ぎ去り今年の冬場がかなり寒かった分、強烈な猛暑が予想されますね。皆様、心と身体の準備を怠りなく・・・・。こちら弊社GW期間中のカレンダーです。例年の通り、GWは休みなしで営業致します。

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GWに標準を合わせRシリーズ下取りサポートキャンペーンもスタートしています。これは大変魅力的ですが、重い腰を上げて決断される頃には欲しい車両が完売しているケースが殆どです。腰は軽やかにが基本です。キャンペーンを見込んだ車両仕入れも準備万端です。





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さて今日の本題は約1年振りのお客様の愛車紹介です。
このコーナーでサイドカーを取り上げるのは2回目ですが、サイドカー
オーナー様もここ10年位の間に激減し、大型バイクにお乗りに
なられる方の平均年齢よりさらに上を行く65歳位になっていると
思われます。オーナーの近藤さんも古希を迎えられましたが、
まだまだお元気にサイドカーを操られます。近藤さんとは30年以上も
お付き合いさせて頂いておりますが、以前は3台のサイドカーを
所有されており、私にとってもサイドカー乗りの大先輩でもある訳です。





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K100RSの2Vにドッキングされるこのサイドカーは、当社がEML
サイドカーの販売を開始した(1984年頃)初期の車両で、当時としては
スポーツタイプに属するEML-Sと言うモデルです。





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EML社はオランダのサイドカー製造メーカーでパーツ管理を
システム的に行い、足廻り・車体廻りに大幅な改良を施す事で、
それまでのサイドカーの概念を大きく変えた偉大なメーカーだったと
私は思っています。レーシングサイドカーの要素を取り入れた
操縦安定性は当時としては一級品で、後発のサイドカーメーカーにも
大きな影響を与えました。





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タイヤは四輪用扁平タイヤを装着しますが、現在のレベルでは
かなり細めです。本車側のフロントは135SR15ですが、ハンドリングの
向上を目指した剛性十分なEML社製のアールズフォークが奢られています。





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本車側リヤが145SR15です。こちらもノーマルのモノレバースイングアームから
Wスイングアームに変更され、サスペンションも2本となります。
EML社製のフレームにも手が入りさらに車高も下げられ、誰が見ても
一目で只者ではない事が判ります。





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側車側は135SR15で、本車側フロントと同じサイズとなっています。
サスペンションは懐かしのコニーが装着されていますが、次期モデルの
MIDIシリーズよりEML自社製に変更されました。





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メーター廻りはノーマルのK100RS2Vの流用ですが、速度と距離は
15インチ換算に改良が施されています。色気のないメーターですが、
本当に見易いシンプルさに好感が持てます。





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サイドカーは全てボルトオンですが、それはメンテナンス性を考慮しての
設計です。EMLーSはヨーロッパの道路事情に則した右サイドカーのみの
設定でした。





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正面からの眺めはかなりサイドカーが細く見えます。実際に乗って
みると大人の男性にはかなりタイトで、小柄な女性や子供向けの
様相を感じます。実際、近藤さんは横に人を乗せる事はないとの事で、
あまり意識はされておられません。





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後からの眺めはご覧の通りです。サイドカー側のタイヤハウスが
どうやら居住性に悪影響を及ぼしているようですね。





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左側面はこのような雰囲気です。かなり長く延びやかに見えますが、
車検証の記載上はアールズフォークの影響もありますが、ノーマルより6cm長に
収まっています。エンジンは耐久性と信頼性に群を抜く縦置き4気筒です。





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今回近藤さんのEML-Sを検査でお預りしておりましたが、お引渡しはとある日曜日の早朝にご来店頂きました。それは「久し振りに一緒に走ろうや・・・。」と言うお誘いを受け、業務が始まるまでの約1時間半を同行させて頂きました。日曜日の早朝は道路も快適で、ワインディングと高速も織り交ぜて約50kmを一緒に走って来ました。後方に控えて眺める近藤さんのライディングは年季を感じるライン取りで、正に近藤ライドでした。私もEMLサイドカーは一生モノとの謳い文句で販売していましたが、まだまだ大丈夫です。近藤さんにはあと10年は現役で頑張って欲しいものです。いやぁ~、幾つになってもサイドカーは操る醍醐味がイイですね。





by motorradkyoto | 2018-04-24 15:28 | お客様の愛車紹介


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