2018年 07月 31日
こんにちは。スタッフのMr.Mです。 地震や大雨の後は厳しい猛暑の連続で、京都市内も37℃オーバーの 猛暑日が連日続いています。 ここ一週間近くはにわか雨も全く降らない状況で、 あまりの暑さに夏の代名詞と言えるセミの鳴き声もなく、 蚊さえも飛んでいません。 私も最近は運輸支局に足を運ぶ事が多くなり、結構動き回っていますが連日汗びっしょりです。 動かぬ初老ではなく、動く初老を目指し業務に取り組んでおります。 皆さんも猛暑の中、お身体最優先でこの夏を乗り切って下さい。 さて今日は約1年半振りとなる「珍しい訪問者クルマ編」をお届け したいと思います。要はこの1年半の間に、私の目にかなうBMWの 四輪でのご来店がなかった事になります。そんな猛暑の中、 BMW-Jの四輪部門に所属され私と個人的に車関連で親交のある HーIさんが、なかなか渋い車で来店されました。どんな車かと申しますと、 '81年~’88年まで販売された二代目5シリーズ(E28)で、M5を除く シリーズトップモデルのM535です。8月から封切られるトム・クルーズ主演の 「ミッションインポッシブル/フォールアウト」にもこのシリーズの緑色の車が 登場するので要ご注目下さい。 私はE28が、BMWの四輪の中では最も好きな車で、M535は過去に 2台、足掛け20年に亘り乗り続けていただけに非常に親近感が湧きます。 ボディーサイズは5ナンバー枠に収まる大きさですが、このM535は オプションのMテクニックエアロパーツ付きで僅かなオーバーフェンダーの 影響もあり幅が1710mmになります。サイズは4620mmX1710mmX1395mmで、 箱型のボディーは見切りが良く大変扱い易い大きさとなっています。 排気量の小さい518や520は5ナンバーになります。 '60年代~’70年代にかけてBMWの定番マスクであった逆スラントの シャークフェイス最後のモデルで、クラシカルな雰囲気を存分に味わえます。 ヘッドライトはヨーロッパ仕様の通称「デカ目」(外側のライトが大きい)で、 日本仕様は保安基準の関係で内側のライトと同形の小型となります。 Mのエンブレムは前後標準装備で、Mスポーツモデルと言った方が 判り易いかも知れません。 マフラーはやや右寄りのセンター出しで、当時のBMWの上級モデルの 一つのステイタスなパートでもあったように思います。 ホイルは一見BBSに見えますが、こちらは三代目5シリーズ(E34)に 純正採用されたFPS製の15インチに換装されています。 標準はミシュランが当時世界標準規格を目論んだTRXで、サイズは 220/60/VR390でTRX専用ホイルにしてM535専用ホイルと なります。現代に於いてミシュランTRXの存在を知る人は、車道楽を 相当楽しんで来られた方だけになってしまいました。 サスペンションは同型のM5同様ビルシュタインのガスプレッシャー式で、 ロッキングファクター40%のかなり強力なLSDも標準です。ワイディングも かなり楽しめます。 ハンドルはこの時代のスポーティーモデルに装着された皮巻き3本スポークで、 ミッションはZF製の4ATとなります。 エンジンはビッグシックスと呼ばれるM30の3,500ccで、なんの変哲もない OHCエンジンですが本当にレッドゾーンまで綺麗に回ります。 このM30系の6気筒エンジンを総称して「シルキーシックス」と呼ばれるようになりました。 燃料供給はボッシュのLジェトロニックDMEで、日本仕様で185psと29.5kgmを得ています。 H-IさんのM535は外装は相応に綺麗ですが内装が特に綺麗で、 Mテクのスポーツシートもヘタリは感じられません。インパネも同様で ダッシュボードもヒビワレの前兆さえもない気持ち良さです。 この車は’86年式との事ですので32年前の車と言う事になります。 リヤシートも使用感がなく、Mバッジの日焼けも有りませんでした。 4灯式ヘッドライトは在りし日のBMWそのもので、落ち着きと風格を感じます。 M535、機会があればもう一度所有したいBMWの中のBMWです。 H-Iさんはもう一台ポラリスシルバーのM535もお持ちで、さらにE30のM3も 所有される正にイイ意味での変人です。バイクや車に限らず、趣味を 追求するには金銭的な事は勿論、周りの方の(特にご家族の)理解が 必要不可欠です。最近は変人がめっぽう少なくなり悲しい限りですが、 H-Iさんの変人指数には最敬礼です。私も変人を目指していた頃は この辺りの年代の車が4台有り、保管場所と税金、保険にもがき苦しみました。 後ろ指を指されつつ・・・、バカと呼ばれても・・・、変人万歳???。 H-Iさんは抜かりなく、車の営業活動もされて帰られました。 前述の「ミッションインポッシブル/フォールアウト」とコラボして、 5シリーズの特別限定モデルも発売されているようです。 523iのセダンが¥7,950,000(税込み)で、ツーリングが¥8,280,000(税込み) です。H-Iさんに相談すればかなり有利な条件で購入出来るかも・・・です。 ウ~ン。でもなかなか高額ですね。 二輪とのコラボはございませんが、今回トム・クルーズが駆るのが RnineTスクランブラーです。年末にかけて大ヒットの予感がします。 こちら入荷したばかりのクロススポーク仕様で、¥1,887,000(税込み)と なります。これに乗れば貴方も直ぐに「トム・クルーズ」になった気分に浸れます。
by motorradkyoto
| 2018-07-31 18:30
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