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2018年 11月 29日

珍しい訪問者 クルマ編10 アルピナ B3S 3.4クーペ 40th

こんにちは。スタッフのMr.Mです。11月の穏やかな平日の営業日に、心地良いエキゾーストと共に
駐車スペースに収まった車がこちら。アルピナB3S 3.4クーペで、更にアルピナ創立40周年を記念して
40台のみリリースされた(日本には10台のみ入荷)限定バージョンです。21世紀の車には全く縁のない私ですが、
BMW四輪のベテランセールスの方々が、皆さん口を揃えてE46(’98年~’05年の3シリーズ)は本当にイイ車だったと
おっしゃいます。その辺りもじっくりと観察してみたいと思います。

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珍しい訪問者シリーズでアルピナを取り上げるのは3回目ですが、
何時の時代もその希少性がもてはやされる車の筆頭と言えます。
Y井さんのB3Sは’05年のE46としては最終モデルとなり、さらに
アルピナにとっても最後のNAの6気筒エンジンと言う事になります。





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ホイールはクラッシクラインの18インチで、フロント225/40ZR18で、
リヤR255/35ZR18が標準となります。足回りはハードでありながら
適度なしなやかさを忘れない、アルピナスパイスが効かされています。





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サイドからの眺めは非常にバランスが良く、古さはあまり感じません。
車体色はレギュラーモデルには存在しないアルピナブルーです。
サイズは4490mmX1750mmX1370mmで現行のF30/3シリーズより
(10月にパリモーターショーで次期モデルG20の発表があった)
確実に一回りは小さく、BMWの3シリーズフアンの多くはこれ位の大きさを
熱望しているに違いありません。





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アルピナの各モデルは、フロントスポイラーには細心の注意が必要です。
車止めのある駐車スペースには、絶対に前から入ってはいけません。





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B3Sのエンブレムもアルピナブルーです。





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ニコルさんのインポーターデカール。





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ハンドルとインパネ廻りです。運転席側に湾曲したBMW独特の
計器類もE46で最後となりました。ハンドルのボタン操作でシフト出来る
スイッチトロニック5ATが標準装備となります。





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シートは特別仕立てのグレーレザーにグレーのアルカンターラで、
ホールド感もかなり良さそうですね。





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シートはパワーアシスト付きですが、使い勝手は必ずしも良いとは
思えない配置ですね。3メモリー付きとなります。





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BMWライトシックスの完成型でもあるM54の3,000cc(231PS・30.6kg)を
チューンし、B3-3.3(285PS・34.2kg)からB3S-3.4(315PS・36.9kg)にまで
スープアップさせました。たかが100ccの違いですがマレーの軽量ピストンと
6連スロットル、そしてオリジナルのタコ足が凄みを効かせています。
E36・E46の6気筒エンジンの造型と、ボンネット内の詰まり具合には何時もながらに惚れ惚れしますね。





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マフラーもアルピナオリジナルとなります。アルピナの現行モデルはメカニカルチューンは行なわれず、
スーパーチャージャーやターボチャージャー、そしてロムチューンがメインとなっています。





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エントランスプレートも限定モデルを誇示しています。





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シリアルナンバーはなんと01/40です。





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ガラスサンルーフは有ると無いでは大違いです。サンルーフによる
ボディー剛性の不安も今は昔で、全くもって心配無用です。





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Y井さんはジャンルを広げた車選びで、頻繁にお車を乗り換えておられますが、
このアルピナにはぞっこんです。現行モデルとのお金の掛けるパートが
根本的に違います。オートバイも同様ですが、’05年前後までは
車体にお金が掛かっていましたが、それ以後はIT機構にお金が
注ぎこまれています。時代の流れは急激で、’01年デビューのE65の7シリーズ
以降はBMWそのものが大きく変化しました。E46は判り易かったBMWの
最後のモデルで、アナログ感を程好く残した高剛性な車だったように思います。
冒頭で述べたBMW四輪のベテランセールスマンの方々のお話は、
概ね私は十分理解出来ました。二輪の方も’04年発売のR1200GSから
IT化が飛躍的に進化したのと同様に、BMWの改革が見て取れますね。
ネオクラシック系のアルピナ(特にB6-2.7やB9-3.5)は頻繁に運転させてもらう
機会がありましたが、このB3SはY井さんにお願いして是非試乗させてもらいたい1台ですね。






by motorradkyoto | 2018-11-29 17:41 | お客様の愛車紹介


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